――――――――――――* 一通りの検査が終わり、 病院に呼び出された両親だけが、診察室に入った。 私、悪い病気なのかな…。 どうしよう、もう走れなくなったら。 私は腫れた足を眺めながら、待合室に座っていた。 ここは大きな病院。 広い待合室の中で、高校生一人座っているのがういているような気がした。 気が付けば夜の9時。 痛みはだいぶひいたものの、隣においてある松葉杖なしじゃ歩けない。 これから先、私はどうなるのだろう…。