恐る恐る顔を上げると、昴君はにっこりと微笑み、 「実は俺もさっき教室に行ったんだ。 なんかさ、入院してると曜日感覚なくなるよね」 「そうなんだ、昴君も行ったんだぁ!!」 少し、ホッとする。 「そうだ、デイルーム人多いし、俺の病室で話さない??」 休みの日のデイルームは、朝から夕方まで人が多い。 皆、お見舞いで会いに来ているのだろう。 「いいよ!」 そのまま、私は昴君の病室に向かった。