あたしの親はあたしを見くびっている。 「…なんなのこれ」 「なんなのって…ケーキ?」 「……何があったの?」 「チッ…バレたか」 4回目じゃ、あたしも分かるよ。 因みに3回目は確かあたしが大嫌いな猫を1週間預かる時にこのケーキ作戦を実行されたっけ。 あの時は1週間、隆之介の家にお邪魔した。 「ケーキであたしを釣ろうとするのやめてよね」 そう言いながらあたしはケーキを口にする。 「ケーキ…食べたね」 「……ダメなの?」 「ダメ」 「…もぅ、分かったよ。で、何よ」