でも、それは、戻ろうとしなかったから。 あたしは一度でも、すれ違い始めたタケルと向き合おうとした? 喧嘩をしてでも、涙が止まらなくても、あの頃のあたし達に戻ろうとした? 変わることに必死で。 並ぶことに必死で。 変えてはいけないことまで変えてしまっていた。 あの頃。 ただ、タケルの事が好きで、がむしゃらで、思わずチロルチョコに託してしまう程に、ただ真っ直ぐに想っていたあの気持ち。 それが何よりも、大切だったはずなのに。