- 作品番号
- 707541
- 最終更新
- 2012/03/01
- 総文字数
-
21,594
- ページ数
-
68ページ
- ステータス
-
完結
- PV数
- 21,909
- いいね数
- 0
いつからだろう
いつから2人の距離は
こんなにも遠いものになってしまったのだろう
今2人の間にあるものは
溶けて苦くて
元通りには戻れなくなってしまったものだけ
もう、変わってしまった2人だけ
___ある雪の降る夕方。
【バレンタイン&ホワイトデー短編】
*12.03.01*
この作品のレビュー
2012/03/02 21:20
ネタバレ
青春の中の落とし物
本当に大切なもの
女の子は誰だって
好きな人に釣り合う可愛い自分でいたい、自信を持って隣を歩いたいと思う。
だから恋をして綺麗になる努力を積み重ねて、どんどん可愛くなっていく。
でも綺麗になることに必死になりすぎて、大切な目的を忘れてた。何のために可愛くなりたいと思った?誰のために努力した?
すれ違いなんて、ほんの些細なことがきっかけで。でも小さなことが重なって、どんどん溝が広がっていって。
――だからこそ、今度こそ本当に大切なものを見失わないように。大切な人を失わないように。
ある雪の降る夕方。
今度はひとりで本当に大切なものを探しに行くから。
見つけたら、もう一度君と。
雪解けのシーズンにぴったりな、ほろ苦く淡い青春の1ページそのものでした。
是非ご一読を。
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