「え、そうですか?」

「普通あそこまできれいに飛べないよ?」

沖田さんが感心したようにつぶやく。

「蝶君!大丈夫か?」

近藤さんが人ごみをかき分けてくる。

「あ、近藤さん。私は大丈夫です。」

「そうか!それにしても蝶君・・・あの受け裁き、すごいな。歳、これならお前も文句ないだろう?」

近藤さんが土方さんを見る。

「ああ。」

土方さんは素直に頷く。

「っ本当ですか??」

「これからよろしくね?蝶ちゃん!」

沖田さんが優しく微笑む。

「はいっ!」

こうして私は新撰組に御世話になることになった。