なんて、うちが考えても仕方のないこと。 全ては美羽がすること。 美羽の意思でするべきことだから。 うちは、ちょっと背中を押してあげるだけ。 あとは、丸く収まるように祈っているだけ。 全ては、美羽次第だから……。 そんな時、車の中で携帯が鳴った。 ***** 千晃の車を降り、震える体をなんとか動かし、いつも会う浜辺まで来た。 そこには思った通り、彼がいた。