『瑠李さん、恋人作らないんですか?』 『あら、口説いてるの?』 くすり、と口角を上げて笑うと真っ赤になる翔くん。金曜日の楽しみはカクテルはもちろんだけれど、翔くん弄りもそのうちのひとつ。 『翔くん、彼女いるんだっけ』 『あー…別れました。大学とこのバイトで会ってあげられなくて…会ってくれないなら別れるって…』