「拓夢さんも全然こなくなっちゃいましたね」

「拓夢だって色々あるでしょう、暇じゃなくなったのよ」


翔くんが寂しそうに眉を下げる。


「拓夢さん、オール明けでも絶対来てたんですよ!瑠李さんの顔見ると疲れなんて吹っ飛ぶからって」


「……そう」



忙しくても来てたのは。




「瑠李、素直になったらどうだい?」

「マス…ター」



あたしだってそうだった。