〖ガラスの子〗

どうしよう・・・
きっと私のせいだ・・・っ


あの時ちゃんと倖を見て
あげてれば・・・っ

「倖、ゴメンね・・・っ!?」


今の私の心の中は、
後悔と言う感情で埋っている。


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病院に着き、受付の看護婦さんに
倖の病室を聞く。


─ガラッ─

「倖─・・・っ!?」

病室のドアを開け、
倖の名前を呼ぶ。


「ママっ!」

倖は意外と元気そうで安心した。


「あぁ、よかったぁ・・・」
「大丈夫?倖─・・・」


周りに誰が居様と構わない。

私は思いっきり倖に抱きついた。



「三咲さん」

私の名前を呼んだのは彼、
御神 恵介さんだった。


「はい・・・」

「少しいいですか・・・?」



今に無く真剣な表情。

「はい、いいですけど・・・」


病室の外へ出て行く私達。




この先、
何を聞かされるかも知らず─・・・