「んー…んんー!!」


図書室に響く私のうめき声


「駄目だ…届かない…」


私は大きな本棚の前で絶望…

身長145cmしかない私には、無駄にでかい本棚の一番上は、踏み台を使用しても爪の先しか届かないのだった

こーゆう時だけ、もう1人の図書委員の子に居て欲しくなる


「ふぐぅぅー!!」


もう一度、踏み台の上で背伸びをして頑張る

が、届かない…


「うりゃぁぁああ!!」


爪先立ちをして再挑戦

すると、指先に触れていた本がふわりと浮いた