誠の桜に止まる蝶

「・・・夜の屯所って・・・場所がわかんないいいいい!!」

はい。お決まりの迷子になっておりました。

仕方が無いからぽつんと縁側に腰掛け桜を眺める。

屯所にはあちこち桜の木が植えられている。

「はあ。今日は疲れたなあ・・・」

初めて本物の刀を握った。

やっぱり、重い。

だけど普通の方に比べたら小さい刀だったからこそ私にも扱えた。

この時代に来てはや5日目。

なのにどんどんこの時代に馴染んでいく自分が居る。

このまま元の時代に帰れなかったら?

それでも、いいかもしれない。

そしてこの時代で沖田さんと一緒に生きて・・・

って私いま何考えてた??!!

沖田さんと一緒に生きてとか考えた無かった??

考えるだけで顔が真っ赤になる。

そんな考えを振り払うようにぶんぶんと頭を振った。