それから少し、世間話をした。 嘉は老人に気を遣いつつも仲よさ気だった。 そのとき。 「お、主催者のお出ましじゃな。」 主催者? このパーティーの、主催者よね? 「……あれは、」 嘉が眉をひそめたのを見て私もそちらに視線を向けた。 …――。