華〜ハナ〜Ⅲ【完結】





それからの三日間はとても充実していた。


本当に久しぶりに両親と話をして、絵本を読んでもらって、一日三食、母親の手作りの料理を食べる。



家の中では俺の笑い声が絶えなかった。





「蓮士の笑顔を見ているとすごく気分がいいわ。」


「本当だなあ」


「暁斗はあんまりこんな風には笑わなかったものね、」


「蓮士の笑顔はかわいいなあ」


「お父さん、お母さん、大好き!」


「私たちも蓮士のことが、大好きよ。」





先日までとは別人のように変わった両親。


家の中も一気に大掃除して、スッキリした。







とても、とても幸せだった。