華〜ハナ〜Ⅲ【完結】




それから時折、はなとれんじは一緒に遊んでいた。


ときには誰もいない小さな公園で。

またあるときには風に乗って河原に遊びに行った。




れんじは普通でない容姿のはなにも、何の隔たりもなく接した。


風は相変わらず他の人がいないところに2人を運んでいたけれど、2人にはそれで十分だった。