それから時折、はなとれんじは一緒に遊んでいた。 ときには誰もいない小さな公園で。 またあるときには風に乗って河原に遊びに行った。 れんじは普通でない容姿のはなにも、何の隔たりもなく接した。 風は相変わらず他の人がいないところに2人を運んでいたけれど、2人にはそれで十分だった。