―――――… 「早く連れて行って!見たくもないわ、そんな子供!」 悲痛な女の叫び声と共に、一人の子供が部屋に入ってきた。 その部屋には幼い女の子がすでにおり、入ってきたのはその女の子と同じ年くらいの男の子だった。 二人はどこか、似ている。 彫りの深い顔立ち 色素の抜けた金髪 同じ色の瞳 その目は悲しみや寂しさが滲んでいる。 二人は目を合わせたものの、言葉を交わすことはなかった。 その無音の部屋に外からの会話が流れてくる。