~とある教師と優等生の恋物語~

大きく煙をすって。息と一緒に吐き出す。


「……お前バカだろ」


こんな事されたら、どうしたって期待してしまう。


もう手放せなくなってしまう。


ね……お前がここに来た意味って――


今にも泣き出しそうな彼女の顔を覗き込む。


(ごめん、もう無理)


心で謝ってそして


彼女の手をグイッと引いて、すっぽりと腕の中に包み込んだ。


もう駄目だと思う。


もうこれ以上は無理だと思う。


香織の時とは違う。


キミしかいないと強く思うから。


今腕の中の存在が誰かのモノであっても、もう手離したくはないから。


だから――