~とある教師と優等生の恋物語~

「あれ……あたしでしょう?タローさんはあの絵のモデルがあたしかどうか確かめたかったんだって。だからあたしを呼び出したんだって」


「、」


「ジローは……嘘をついたでしょう?あたしに…大嘘ぶっこいたんでしょう?あたしがあの絵見たらって思わなかったの?」


(……ホントに伝わった)


まさかあの絵を通して俺の想いが白川に通じるなんて思ってもいなかった。


いや、通じればいいな、とは思っていたけれど。


「あたしあれ見たら……無性にジローに会いたくなって。ていうか…なんでジローはあたしに会わなくて大丈夫なの?」


相変わらずの高飛車全開な台詞を吐く彼女だけど


「、」


肩越しに見えるのは頭を垂れたままの彼女で


どんな顔してるのかそれは伺えないけれど、その必死さはキッチリと伝わってきた。