~とある教師と優等生の恋物語~

「早くハゲれば世の女性のタメなのに!」という捨て台詞と同時に歩きだした彼女の姿を静かに目に焼き付ける。


「……白川も頑張ってな?変な男にひっかかかるなよ」


俺もきっちり這い上がって、誇れるモノを見つけ出すから。


「言われなくても頑張るし。あたしが変な男にひっかかるわけないでしょ」


「ですよね」


ありがとう――


「あ~、いたいた!アンナ、早くおいでよ。今日の打ち上げだけどさ~」


うん、うん、なんてぎこちない笑顔をつくりつつ彼女は制服の波に帰って行った。


これが制服姿の彼女との最後だった。