~とある教師と優等生の恋物語~

看護師さんを見送り、白川がベッド脇から鞄を取る。

「ジロー、やっぱりあたしここに居たくない。ジローが居てくれたら大丈夫かと思ったけど……やっぱ」


「え?」


「あたし、帰る。お父さんもう着くみたいだから」


「……」


「会いたくないよ、お父さんに」


ドアを開けてスタスタと歩きだす白川。


「送るよ」


病室を出た白川の後を追った。