~とある教師と優等生の恋物語~

「なあ、俺って鈍感すぎだった?卑怯だった?それが聞きたくて。だってやっぱこういうのをずっと抱えて、この先お前と付き合っていくのは――」


「ちょ、ちょっと待て!今日の修司、変だぞ。お前は全然卑怯じゃねぇよ。お前の得意技はまっすぐなバカだろ。お前はそのまま突き進めってんだ」


修司は視線を手元に落とすと「ハハッ」と渇いた声をたてる。


「絶対に認めないって想像はしてたんだけど。そのチャラそうでチャラくない感じが魅力なんだよな、ジローの。すいませ~ん。芋焼酎なんかある?芋ならなんでもい~ので」

(芋って……とことん酔う気ですね?)


ごめんな?と豪快に喉に流し込むようにしてジョッキを空ける修司。


「こうやっていまさら白状して、“悪かった”なんて謝ったりして。結局は自分がちょっと楽になりたいっていう俺のワガママなんだけどねぇ」


「お前、ペース早すぎ――」


「飲まなきゃ言えないからさあ――」


「なら言うな。飲むな」