~とある教師と優等生の恋物語~

「フガフガ!」


「フランケンうるさいよ」


「フンガー!」


「ちょっと!ジローちゃん汚いでしょ。止めさせてよ」なんてユカリさんに怒られるものの、聞こえなかったかの様に修司がアンちゃんを目で追う。

口からおしぼりを救出し終えた修司が、探るような視線を投げてきた。

「…あの子だろ、前に話した知らないで寝ちゃった生徒――」


「皆まで言うな、このゲスやろう」


「ゲスはどっちだ、このやろー」


そして二人で見つめた先では――

『でもホント、アンちゃんいないと店も華がないっていうか――』


カウンター席の気のよさげな初老の男性までそんな事を言われて微笑む白川。


(……)


たまらなくなって声をあげてしまった。

「すみませ~ん。ここ、生追加ね?」


振り向く白川がコクリと頷いた。