雪くんの目は真剣そのものだった。
未来のことで
根拠もなにもないのに
雪くんの目だけで
信じられる。
きっと、この人は迎えにきてくれるって思えてしまう。
「だから、待ってて。
そして、いつか俺が迎えに行ったときに
真央にプロポーズする。その答えを考えておいて。」
「YES!」
「え?」
「そんなのYESに決まってるよ。
もう、答えとく。」
涙がたまったままで笑ってみせると
雪くんがぷっと噴出した。
「だ~め。
未来の俺を見てから!」
そんな・・・・。
不服そうに顔をしかめるとぺしっとおでこをはたかれる。
「真央は、未来の俺がそんなに頼りないと思ってるのかよ?
真央にプロポーズを断られるような男だと思ってるの?」
「それは、思ってないけど・・・・」
「だろ?だから、待ってて。」
優しく優しく笑って、そしておでこにキスをくれた。


