「真央・・・・。」
雪くんが顔をあげる。
そして、わたしの顔をじっと見た。
「まだ、そいつのこと好き?」
彼のこと・・・・
「・・・わからないよ。」
そんなの、わからない。
大嫌いだって思った。
勝手にフって何事もなかったかのような顔をしていて
本当に腹がたった。
でも、ずっと大好きだった人だもん。
「わたし、彼のことを忘れようと思って北海道にまた来たの。
でも、雪を見るたびに辛くなった。」
北海道に来て
はじめて、彼と別れた現実をちゃんと直視した気がする。
やっぱり悲しい。
はじめて本当に好きになった人で。
はじめての彼氏で。
キスしたのもはじめてで。
そんな彼との思い出を思い返すと
本当に辛い。
幸せだった日々を考えると
泣きそうになる。
本当に、もう終わりなんだ。


