わたしはしばらく 歩き、さまよい 誰もいない公園で 一人で泣いていた。 フられた悲しみ あまりの雪景色の綺麗さ。 声もださず ただ涙を流し続けていた。 「どうしたの・・・・?」 そっと、その声は辺りに響いた。 男性の声。 決して高くはないのに 透き通った声。 雪の中に 似合う声。