「すっごく綺麗で、
綺麗で、綺麗で・・・・。
本当に美しくて、
美しすぎて・・・・
涙がでてきた。」
あのときの心情を、思い出せる限りすべて話す。
雪くんに聞いてほしかった。
「わたしは、すぐに雪が好きになった。
でも、大嫌いにもなった。」
雪を見ると、初めて失恋したあの日を思い出す。
「けど、やっぱり大好き。」
そして、雪くんを思い出す。
雪の中で声をかけてくれた雪くんは
本当の王子様みたいだったよ。
一瞬、本当に
神様か誰かが、わたしを慰めるために送ってくれた使いかとも思ったよ。
辛くて
思い出したくないと思っていた記憶。
でも、忘れられない記憶。


