「おまえ、なに言ってだよ!
しかも、なに覗き見してんだよ!?」
雪くんは、最骨頂に
赤面する。
どこまで赤くなるんだ?と疑問になる。
「俺ら、おまえが告られてるシーン、ほとんど覗き見してるよ?」
「おまえ、気づいてなかったのかよ!?」
「・・・ええ?!そうなの!?」
全く気づいてなかったらしい。
「うわ~~!!ホントに気づいてなかったんだ~。」
奈津子さんもキャッキャッとおかしそうに笑っている。
「おまえら、最低!!」
「まあまあ。」
キッと睨みつけている雪くんに、全然ひるまず
肩なんてたたいている。
でも、やっぱり雪くんってモテるんだな・・・。
わたしも、
泊まりのお客さんが雪くんをしきりに『遊びに行こう』と誘っていたり
女性客に発見され黄色い声をあげられている雪くんを目撃していた。
それにしても・・・
雪くん、好きな人いるんだ。
じっと雪くんを見つめていると
雪くんがちらっとこっちを見て視線が合った。
だれなんだろう・・・?
好きな人って。
なんか、わたしの登場で雪くんにずいぶん迷惑かけちゃったな。
変な風に噂が広まって本当に
雪くんの好きな人がわたし
なんてデマが、雪くんの本当の好きな人に伝わらなければいいけれど。


