否定しまくりながらも
やっぱり真っ赤になっている雪くん。
そんな雪くんを見て、一人笑っていると
トントン
と肩をたたかれた。
振り返ると、一緒におりてきた
女の子2人だった。
「はい?」
怪しいくらいにっこりとする彼女たち。
「雪の彼女なの?」
「え?!」
雪くんをふくめた男の子たちは
自分達の会話に夢中でわたしたちに気づいていない。
「ち、違います!」
「え~~!?
だって、あのスキー馬鹿の雪が、
バイトないのに、すべらないでこんなところに女の子といるなんて
絶対彼女でしょ!?」
最初にしゃべった方と違うほうの女の子がニヤっとして言う。
なんか・・・
雪くんをいじる人たちって、みんな雰囲気が似てる。
おじさんといい、
浩太っていう人をはじめとした男の子たちといい
この女の子二人といい。
それにしても・・・・
雪くんがすべらないでいるってそんなにめずらしいことなんだ。
ホントはすべりたかったのかな?
でも、わたしの気分転換に付き合ってるんだとしたら
ちょっと悪いことしちゃったかも。
優しい雪くんの性格を思い、反省する。


