おじさんは、少し目を見開いたあと
うれしそうに笑った。
「そうか・・・。」
本当の父親みたいだ。
雪くんはというと
目をぱちくりさせて
口も開いたまま
やっぱり真っ赤な顔でわたしを見ている。
そんな表情は、やっぱり普段の雪くんだ。
「よかったな、雪斗。」
おじさんの声にハッと我に返ったようで
「う、うん・・・。」
と頷いている。
でも、その後も真っ赤な顔はそのまま。
うふふ・・・。
可愛い人。
「いいラブラブっぷりだ!
若者はこうでなくっちゃなあ!!」
雪くんは恋人であることを否定しない。
雪くんと、恋人。
雪くんが、彼氏。
考えたこともなかった。
だって、雪くんはわたしの好きなタイプと真逆の人。
わたしの中では友達どまりタイプに分類されている。
でも、雪くんが恋人・・・。
それは、それですごくうれしいな。
ホントの恋人じゃないけど
雪くんも否定していないし、わたしも否定しないでおこう。


