「な、なに言ってんだよ、おっちゃん!!!」
半ば裏返ったような声をだして雪くんが叫ぶ。
「照れるな照れるな。
雪斗もとうとう彼女か~。
しかも、こんなべっぴんさん!!」
べ、べっぴんさん?
って、美人ってことだよね?
わたしは、その言葉に反射的に手をふり否定の意を示す。
「やるじゃねえか、雪斗!」
わたしの否定も意に介さない様子で
雪くんを見るおじさん。
「もう、おっちゃん。いいから!!
引っ込んでろよ!」
「なんだよ、おまえが呼んだんだろうが。」
確かに・・・。
「そ、そうだけど・・・。」
目をきょろきょろさせながら
まだ真っ赤な雪くん。
そして、わたしを少し振り返ってから
「ごめんね。」と小さく謝った。
「大丈夫。」


