ガラガラガラ・・・・
引き戸をくぐると
途端に温かい空気が体を覆った。
「おっちゃ~ん!」
店内には誰もいなくて、
雪くんの声に
「誰だ~?」
と声だけが帰ってきた。
しばらくして、
少しひげの生えた中年の男の人が顔をだした。
普通の服にウェアの上だけをはおった
男の人は雪くんを見て「おお!」と声をあげる。
「雪斗。久しぶり。」
「うん!」
「あれ?そちらのお嬢さんは・・・?」
見慣れない顔のわたしを凝視する。
そして、ニヤっと笑った。
「雪斗が、仲間以外の、しかも女の子連れてくるなんて初めてだなあ~?」
仲間って、あのスキー仲間たちのことだよね。
「彼女か?」
・・・・っ!!
おじさんの茶化すような声に
雪くんと二人して赤くなる。


