そして、すぐに旅館についた。
「送ってくれてありがとう。ここだから。」
そう言うと、雪くんはびっくりしたように目を見開く。
「え?ここ?」
そして、旅館を指差す。
「うん、ここだよ。」
「・・・・。」
少し押し黙って、またあのピカピカな笑顔を浮かべる。
「俺も、ここ!」
「え!?」
「俺も、ここでバイトしてるんだ!
もしかして、女将さんが言ってた親戚の娘さんって・・・真央のことだったの?」
「じゃあ、おばさんが言ってた同じ年のバイトの子って・・・」
「俺!!」
うっそ!!
・・・こんな偶然があるなんて。
「やったあ!!!」
雪くんは、万歳してから
ガッツポーズ。
・・・すっごくうれしそう。
そんな光景を見ていたら
わたしまで笑顔になる。
それに、雪くんと同じか・・・・。
普通にうれしいよ。
でも・・・ってことは・・・・
「もしかして、雪くんも離れ?」
「え?うん。」
ええ!!?
それって・・・それって・・・・。


