『晴斗が怪我したんだ』 その言葉で、携帯を持つ手に力が入る。 「晴斗が?」 『詳しい容態はわからないが、来れるか?』 「わかった…!」 震える手でバッグを握る。 「海來?何かあったの?」 心配そいに顔を覗き込む怜夏に、目の焦点も合わせられないまま 「晴斗が怪我したって…」 と呟いた。