やっと怜夏を見つけたときには、酸素が足りなくて浅い呼吸を繰り返していた。 そして呼吸が整ってきて初めて、そこが初めて喋った空き地だってことに気付く。 「怜夏…あたし、何かした?」 うずくまる怜夏は、顔を膝に押し付けたまま首を横に振る。 「言ってよ、言ってくれなきゃ直せないじゃん」 言い方がキツくなったのが自分でもわかる。 やっと顔を上げた怜夏の瞳には涙が溜まっていた。