公園に行く余裕なんかあるはずもなく、羽海に
《なんか意味わかんないから帰るねっ(;_;)》
というメールを送り、家への道を急いだ。
そして家に着き、部屋に入るとバッグを投げ出しベッドに倒れ込む。
枕に顔を押し付ける。
「あ゛ぁぁ~…」
何、何でキスしたの!?
キスって好きな人にするものじゃないの!?
え、透河ってあたしのこと好きなの?
…って、そんな冗談言ってる場合じゃない!
あ、でも透河
「あ、涙止まった」
って言ったよね?
キスって涙止めるためのものなの!?
そもそもキスって何だっけ!?
完全に思考回路がキャパオーバーしたあたし。
早くも考えるのを諦めて布団にもぐる。
ピンポーン、というチャイムに飛び起きる。
「は、はい!」
と叫んでバタバタと玄関へ向かった。



