晴斗の指さす先に、あたしも視線を向ける。 「わ、ぁ……!」 真っ暗な闇に、眩しい光。 「夜景、綺麗だろ?…海來と見たくて」 その一言に胸がキュンとする。 そしてまた夜景に目を向ける。 この一つ一つの光の下で、いろんな人が暮らしてるんだ。 悩みのない人なんてきっといないから…。 この光の分だけ、この世界には悩みが溢れてるんだ。 キラキラ光るそれを見ていると、 世界から2人、切り離されたみたいで-…。