あたしが落ち着くまで、晴斗はずっと抱き締めていてくれた。
何も聞かないのは晴斗の優しさで。
でもあたしは、それに胸を痛める。
「晴斗、いろいろ……ごめんなさい…」
「ん、別にいいよ。事故とかじゃなくて良かった」
心配してくれていた。
それだけで嬉しくなる。
晴斗に会って、あたしは甘えることを知った。
それが良いことなのか悪いことなのかがわからない。
でも、きっと……。
あたしにとっては悪いことなんだろう。
あたしは甘えちゃいけないんだ。
甘えていい家族がいない。
晴斗に甘えるのは、迷惑で…。
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