「じゃあ、また明日」 「うん、絢くん気をつけてね」 「綾ちゃんこそ気をつけて下さいよ」 いつも通り。 そう、いつも通り家の近くまで送ってきた綾ちゃんに手を振った。 家まではあと数十メートルで、「ここでいい」って綾ちゃんが言うから…。 家まで送りたかったけど、ここで別れたんだ。 意地でも家まで送ればよかった。 たった数十メートルくらい、一緒に歩けばよかった。 何度、後悔をしただろう。