「俺が真姫の願いを叶えないわけがないだろ?」 「それじゃああたしが集を縛ってるように聞こえるよ」 「…じゃあ俺からお願いする。それと、言いたいことがあるんだ」 あたしたちはゆっくりと立ち上がる ずっとドアの前にいるのもなんだから、あたしの部屋へと移動した。 部屋へ入ると妙な緊張感。 集がまっすぐな瞳であたしを見る。 こんなに近い距離にいるのなんて慣れているハズなのに、ドキドキする。 「わからない?俺の気持ち。」