帰りにコンビニへ寄って桃サイダーを買った。 まだ期間限定内でよかった。 「おいしい…」 1時間おきに鳴る携帯は電源を切った。 また自惚れてしまいそうになるから。 幼なじみだから、心配してくれてるだけだ。 とひとりで納得し、ネガティブの闇に嵌まりそうな自分を奮い立たせた。 「…あれ?」 マンションに到着し、管理人さんに挨拶もそこそこに705号室へと帰って来た。 うちのドアノブにはなぜか白い袋がかかっていて。 なんだろうと中身を取り出す。 「……っっ!」