もう外は日が暮れかかっていて。 カラスが鳴いてるのが聴こえる。 「「別にいいの、いいの」」 「あと、ありがとう」 一緒に居てくれて。 深子莉子がいなかったら今頃どうなってたことか。 「じゃあ、バイバ…」 「あっ!真姫!」 深子が大きな声をだすから少しびっくりした。 「なに?」 「「誕生日おめでとう」」 「えっ!?」 あっ、そういえば…。 今日誕生日だ! 完全に忘れてた…。 「お祝いとプレゼントはまた今度休みにね」