「真姫~、集く~ん、いるんでしょう?」 あたしたちは未だ動けず、返事もできず、固まったまま。 ─────ガチャ 「いたいた。返事くらいしなさい…ってそんなに近い距離で…まさか!」 ああ、大誤算! 動けずにいたせいで密着してたこと忘れてた! 「おかえり…お母さん」 「お帰りなさい、穂波さん」 そのままの体制で「おかえり」とあたしたちは言った。 「まさかふたり、気持ち通じ合ったの?付き合うことになったの?」 お母さんからの質問責めにあたしは答えられず。 ってなんですぐわかったの!?