幼なじみじゃイヤなんだ。

「桜」




流瑠が、そっと体を放して、私の顔を覗きこんだ。






「桜、好きだよ」






私の目を真っ直ぐ見つめて優しくそう囁くから

私の大好きな笑顔でそう言ってくれるから



流瑠の言う“好き”の意味を、今やっと、はっきり理解することが出来た。




「…うん、うん」




視界がぼやけてきて、

胸がキュッとなって、


こんな言葉しか返せない。




流瑠の想いは私と一緒だった。


その

喜びと、

驚きと、

いっぱいの幸せの気持ちが


私の心の中にどんどん流れ込んでくる。





もう心の中はいっぱいだよ。