幼なじみじゃイヤなんだ。

「……」


「……」




何故か流れた沈黙数秒……



数秒後、流瑠はキュッと私の手を握り、




「…くくっ」




堪えるように笑った。





「え!?」





なんで!?と顔を上げた私の前、流瑠の右手がすっと伸びてきて、私の左手から保冷バックを持ち上げた。




…え!?

さっきの『ん、貸して』って………


まさか!!まさかっ!!




保冷バックのことだったぁ!?




「ご、ごめん……間違えたっ!」




自分が仕出かした間違いに気付き、一気に顔に熱が集中してくる。



流瑠から右手をパッと放す。

行き場をなくした右手を左手でギュッと握り締め、胸のところに押し当てた。


そして、思わずあとずさり。