幼なじみじゃイヤなんだ。

気のせいかな?



昨日といい、今日といい。


合宿から帰って来てからの流瑠は、私がドキッとするような発言を次々してくる。




ドキドキさせられっぱなしの私。


そんな私の心を知ってるのか知らないのか…、


流瑠は「じゃあ行こう」と言って、左手を私の右手の前に差し出した。





「ん、貸して」


「え!?」





出された左手を見て固まってしまう。





『堂々と繋いでればいい』





昨日流瑠が言った言葉を思い出した。


そっか、手を繋いで行くんだ。



自分からその手に手を乗せるのが恥ずかしくて、顔から火が出そう。


でも、繋ぎたいよ。




心臓が激しく鼓動を打つけれど、右手で持っていたお弁当の入った保冷バックを、左手に持ち替えて、差し出された左手の上に右手を重ねた。