幼なじみじゃイヤなんだ。

「このお弁当みたいに、不器用だけれど一生懸命な桜で流瑠くんにぶつかれるといいね」


「うん!」






私は、私らしく。






「ほら、早くおめかししないと遅れちゃうよ!」


「うん!そうする!洗い物はお母さんよろしくね!」


「…え…うわぁ」






今までの私がそうだったように、聞きたいことを聞いて、思ったことを伝えて


流瑠をしっかり見つめよう。





今までの私も

今の私も

これからの私も




そのまんまの私を、これからも流瑠が好きでいてくれますように…。









「いってきます!!」