幼なじみじゃイヤなんだ。

もしかして上坂くんのこと?




お父さんは、大切な商談を済ませ、会社に書類を置きに帰る途中、私と上坂くんがいたホームとは反対のホームに入って来た電車に乗っていたらしく、電車の中から、私と上坂くんの姿を見かけたらしい。






「今回はごまかしたって無駄だぞ!お父さんはこの目で見たんだからな!誰なんだあいつは!」






この家中の視線が痛いほど、私に突き刺さる。





「友達だよ!クラスの友達…」


「友達だぁ!?…あんな仲良さそうにして!」


「そりゃぁ友達だもん。仲良く喋るよっ!」






今日はいろいろあってそれだけでも疲れているのに、お父さんのわけのわからない怒りに付き合わされて、私の怒りもピークに達しようとしていた。