幼なじみじゃイヤなんだ。

私の乾いた笑いが響く。


でも、流瑠の顔には笑顔はなくて。





「…嘘だよ」


「え?」


「プリンパフェは移転なんかしてねぇよ」


「なっ、えっ!?ひっかけたの?流瑠の嘘つき!」


「嘘つきはお互い様だろ?」






流瑠は、私の目を見据え、眉間にしわを寄せている。



怖い顔────




やっぱり怒っているんだよね?立ち聞きしたこと。


だから、カマまでかけて聞き出そうとしたんだ?





盗み聞き以外、流瑠が怒る理由が考えられない。


盗み聞きしたのがバレても、私が流瑠を好きなのがバレるわけじゃない。




下手に隠し続ける方が怪しまれるかもしれないよね?


そう思った私は流瑠に素直に謝ることにした。






「…ご、ごめん。でも、本当に聞くつもりじゃなかったの。たまたま、偶然っていうか、つい」






文句を言われるのを覚悟の上、流瑠の顔を見上げそう言うと、意外にも、流瑠の反応は違っていた。