幼なじみじゃイヤなんだ。

雪見さん…



雪見さんの言葉が自分に重なる。


胸がギュッと締め付けられる。





「わかるよ」




流瑠がそう言うから、私の心臓が嫌なリズムを刻み始めた。





「たとえ、卑怯だって分かっていても、どんな手を使っても、好きなやつを繋ぎ止めたい、振り向かせたい気持ちはイヤなほどよくわかるよ」





流瑠の声が痛々しく感じる。





「流瑠くん…」


「でも、桜を巻き込むのは違うだろ?」





少し厳しい口調に変わる。



え?私?

巻き込むって?





「嫌がらせのこと、桜に言う必要なかったよな?それに…」



「……」



「文化祭のこと聞いたよ。あいつら8人にけしかけたの雪見だったんだってな。その内の1人が後で言いに来たよ。それって本当なの?」






あの、流瑠のファンと上坂くんのファンの子達?

あれは雪見さんが仕掛けたこと?