幼なじみじゃイヤなんだ。


「ん?」





そんなことを考えながら上坂くんの笑顔を見ていた私を上坂くんが不思議そうに覗き込む。





「うん。上坂くんって流瑠と同じ様な笑顔をして私を見るなぁって思ってたの。前から、上坂くんの笑顔って、何か安心出来る笑顔だなって思っていたけど、今、気付いたよ。流瑠がするような優しい笑顔だからだった」


「……」








でもね、同じようでも、私にとっては違うの。





「あのさ、上坂くん。この間の返事……ん!?」





上坂くんは私の言葉を遮る様に、指先で私の唇を塞いだ。






「この間、まだ返事しないでって言ったよ。」



「んにゃっ!?」





そんなことをされて、びっくりして、私は一瞬にして何も言えなくなってしまった。


唇を男の子に触られるなんて初めてで、固まってしまう。




流瑠にも触られたことないよ……。






「わかった?」






固まったまま、首だけうんうん頷く私を見て、指を唇から離す。


口元が自由になったと同時に我に返った私は、やっぱりさっきの続きを話そうと試みるけど…